ミンカバー村の中で、一番有名なお寺が、マヌーハ寺院になります。
このお寺には、とても窮屈そうに座られている大仏様がいらっしゃいます。
今回は、マヌーハ寺院を紹介したいと思います。
目次
マヌーハ寺院の場所
マヌーハ寺院は、ミインカバー村のメイン道路沿いにあります。寺院の前には観光バスなども止まっており、とても人が多いのですぐにわかると思います。
Google地図では、②の場所になります。

囚われの王の悲哀を感じるマヌーハ寺院
マヌーハ寺院は、バガン朝に敗れて捕虜として連行されたタトゥン国(モン族)のマヌーハ王が年に1059年に建設、1067年に寄進した寺院だそうです。
外観は2層の方形寺院であり、平面的であまり装飾がありません。



堂内の様子
堂内には、東側に3体の仏坐像、裏側に1体の涅槃像が安置されており、それぞれの仏像の大きさに対して空間が以上に狭いです。
これは、囚われの身となった王の心情を表しているのだそうです。
狭い空間に置かれた仏坐像
ほんとうに狭い空間に黄金の仏様座っておられました。
その窮屈さは、捕虜として幽閉されたマヌーハ王が自身の憂いを投影していると言われていますが、この仏さまを見ていると、王様の悲しさがひしひしと伝わってくるようで、なぜかとても悲しくなりました。
堂内が狭いので、写真も全形を撮影するのはすごく難しいです。
高さは14メートルあるそうです。






寝返りも打てない涅槃仏様
仏坐像の裏に回ると、もっと窮屈な空間に涅槃仏様がおられました。
下の図のような配置になります。


狭い空間に身を縮めるように横たわっておられます。


なぜか、お顔がとても悲しげに見えました

その他、境内には虚ろな表情のマヌーハ王とお妃さまの像もありました。

マヌーハ寺院の基本情報
基本情報
名称 マヌーハ寺院
英名 Manuha Temple
拝観時間 午前8時から午後6時まで
場所 タラバー門から車で10分 Google地図
定休日 なし
創建年 1059年
創建者 マヌーハ王(モン族)
見学所要時間 30分
必見度 ★★★
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