アーナンダー寺院から、南西の位置にダビニュ寺院があります。今回はこのダビュニュ寺院をご紹介したいと思います。
ダビュニュ寺院の場所
アーナンダー寺院の西出入口を出て西に向いて進むと、とても高い建物が目の前に建っています。
それがタビニュ寺院(Thatbyinnyu Temple or That Byin Nyu Temple)です。

下のGoogleの地図では、④の場所になります。
オールド・バガンの城壁内に位置しており、パガン王朝アラウンシードゥー王治世の12世紀半ばに建立されたそうです。
南側に案内看板が建っていていますが、そこからは入らずに、右から東側に回って東側の入り口から入ってくださいね。

というのは、バガンに寺院はすべて裸足で回らないといけません。
南側から入ると、南入口は閉まっているので、東側の入り口まで外回廊を回らなくてはいけません。
その間も、もちろん裸足にならないといけないので、足の裏が火傷してしまいますよ〰!!
私達も最初、南側入り口から当然入れるものだと思い、そこで靴を脱ぎましたが、タイルが焼け付いていて熱すぎて、そのまま回廊を東に進むことはできませんでした。
「あっちちち」と叫びなら、引き返して、外から東側入口へと回りました。
お気をつけてくださいね。
バガン随一の高さを誇る大伽藍
タビニュ寺院は、バガン随一の高さを誇る大伽藍です。
基礎から塔頂部までの高さは61mあり、仏塔の形の尖塔が付いています。とても精巧な煉瓦造りの立派な寺院です。
2層構造になっており、以前は上層のテラスへと出ることができたそうですが、現在は下層のみ見学可となっています。

下層部には、西南北、それぞの入り口奥に仏像が安置されていました。


15世紀に造られたものだそうですが、とても新しく感じました。
手に特徴があって、5本とも同じ長さでした。

2階部分には仏陀の座像が安置されているそうで、西入口奥に設置されたモニターを通じて拝むことができるそうですが、私達が拝観した時は、モニターには何も映し出されていませんでした。
西入口の奥には仏像ではなく、2階に通じる階段があり、その階段を青色の門衛神が守っておられました。

回廊の西側には仏足石の天井画があります。
見落とさないようね。

「タビニュ」とは、「全知」という意味で、バガンでも一際存在感のある寺院とされているのですが、個人的には幽霊がでそうな感じがして、あまり好きにはなれませんでした。
このタビニュ寺院とアーナンダー寺院およびシュエジゴン・パゴダの3つの寺院が、その宗教的意義、建築工法、人気から、バガン三大仏教建造物と言われているそうですよ。
又この寺院から見るエーヤワディー川越しの夕日はここより北西側の川沿いにあるブーパヤー・パゴダとともに有名です。
拝観時間は、6時から20時でーす。
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