今回は、バガン随一と言われる夕日鑑賞スポットであるシュエサンドー・パゴダ(Shwesandaw Pagoda)をご紹介したいと思います。
シュエサンドー・パゴダの場所
シュエサンドー・パゴダは、Googleの地図では⑱の場所になります。
すぐそばには、⑰ のローカティパンと、⑲ のシンビンターリャウンがあります。
シュエサンドー・パゴダの歴史と建物の構造
シュエサンドー・パゴダは、バガン王朝(ビルマ族最初の統一王朝である)の最初の王とされるアノーヤター王の時代に建築されました。
おおよそ、1057年(下ビルマにあったモン族のタトゥンを制圧した記念の年)から1070年の間のことになります。
シュエサンドー・パゴダは、テラス状の方形の5段の基壇の上に円筒形(ベル形)の仏塔を載せた構造で、基壇の上2段と円筒形の仏塔部分が白く塗られています。
仏塔の先端部には、ミャンマーのパゴダで一般的な「ティ(Hti)」とよばれる、宝石をちりばめた傘があります。
かつては、仏陀(シャカ)の前世物語である「ジャータカ(Jataka)」の場面を表現したテラコッタタイルがテラスに嵌め込まれていたそうですが、今はありません。
なおパゴダの内部には、タトゥン(Thaton、9世紀から11世紀に下ビルマに存在したモン族の王国)から得た仏陀の聖髪が安置されていると言われています。
シュエサンドーは、「黄金の聖髪」という意味だそうです。
でも、内部に空間はないので中に入ることはできません。
バガン随一の夕日鑑賞スポット
この寺院は、バガン随一の夕陽鑑賞スポットとして有名です
そろそろ日没の時間が近づいてきました。
時間は、午後6時です。
日没の時間になると、駐車場は観光バスでいっぱいになり、塔の上には場所を取る人であふれかえっていました。
四方に設けられた階段で基壇テラスに上がることができるのですが、塔の上に登るには、危ないので北側の手すりが設置された階段を利用してくださいね。

結構急なので、高所恐怖症の方はちょっと無理かも・・・

サンセットの風景



この塔は24時間、登ることが可能です。
塔からは、四方を見渡せるので、きっと朝日も綺麗なんだろうとは思います。
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