次に訪ねたのは、人口500人くらいの小さな村であるミンナントゥ村のタヨクピー寺院(タヨウピェー寺院)です。
このお寺は、寺院の外壁で有名なお寺になるそうです。
目次
タヨクピー寺院(タヨウピェー寺院)の場所
タヨクピー寺院(タヨウピェー寺院)は、パヤトンズー寺院の西側にあります。
Googleの地図では、⑤ になります。
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寺院外壁を飾る綿密なレリーフが美しい寺院
タヨクピー寺院(タヨウピェー寺院)は、後期バガン建築を代表する2層構造の大型寺院です。
2018年の地震によりお堂が激しく損壊
私は、このお寺に2回訪ねているのですが、1回目は参拝の時間が遅くて入れず、2回目は、その年に起こった地震による崩壊の修復工事で入れませんでした。
2回目に訪れた時は、下の写真のようにかなり崩壊が激しく、美しい外壁の装飾が自慢のお寺だけに心が痛かったです。

ざっと外周を回ってみると、なんとか美しいレリーフはほとんど無事のようで安心しました。

レンガの部分がほとんど剥がれ落ちていました。

そして、お堂の上部が激しく損壊していたため、中に入ることができません。

地震前の美しかったお堂の写真が掲示されていました。

美しい破風彫刻
外壁に並ぶ陶板や破風のスタッコ装飾、四隅を守る獅子像など、外装がとても美しく、建物を見ているだけで楽しい寺院でした。
化粧漆喰に彫刻を施した破風のスタッコ装飾はバガン随一の美しさだと言われています。
怪魚マカラの口から吐き出されるナーガなど、独特のモチーフも見られます。
バガンの人の目には神様にお仕えるする獣神は、こんな風に見えたのでしょうか?
可愛いですよね~




ブッダの指を連想させるレリーフ
下の写真は、ブッダの指を連想させるレリーフだと言われています。
細長い柱を並べた破風装飾はバガン建築の代表的スタイルだそうです。
蓮華座の菩薩像を頂点に、鬼や天女、動植物のレリーフがシンメトリック(左右対称)に展開されています。
タヨッピェとはナラティアパティ王の俗称で「モンゴル人から逃げた」という意味だそうです。
閻魔大王を連想させるフラスコ画
内部の壁画も見応えがあるそうですが、残念ながら見ることができませんでした。
でも、入り口の閻魔大王を連想させる画は、すきまから覗くと見れたので写真に収めることできました。


奥に鎮座されている仏様も無事でした。

タヨッピェ寺院の基本情報
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