ナガーヨン寺院 (ナーガに守られたブッダがおられるお寺)

ミンナントゥ村周辺のお寺を見て回った後は、ニューバガンに移動することになりました。

ところが、ニューバガンの街に入った途端、予想したとおり水かけ部隊がいたるところにいました。

仕方がないので、ニューバガンの巡礼はあきらめて、再び荒野の道を進み、ミインカバー村に行くことにしました。

今日の夜にはニャウンウーの街に移動するため、昨日宿泊したホテルでタクシーを予約しました。

そのため、午後5時には戻らなければいけません。

すでに、午後3時30分です。

ミインカバー村はニューバガンとオールドバガンを結ぶ南北の道沿いにあります。

いくつか見どころのある寺院が固まっていますが、時間的に回れるのは1か所か2か所になりそうでした。

しかし、携帯の地図を見ると、ミインカバー村まで行くには、途中でかならず人が住んでいそうな村の中を通らなければいけません。

水かけおもいっきりやってそうだな〰

そして、その予想は当たりました。

ミインカバー村に行くのには、絶対に通らないといけない小道の左右で、子供たちがバケツを持って待機していました。

仕方ないから、チーちゃん突っ切るよ!!

と言いながら、子供たちが構える中へと途中入しました・・・

ところが、子供たちは、水をかけるのではなく一斉に前に立ちはだかり両手を広げて

「ストップ」

と言いながら、私達を止めようとするのです。

チーちゃん、そのまままっすぐ突っ切って!!

と彼女を先に行かせて、私は仕方なく一旦止まりました。

子供達が何をしようとしているのか、ちょっと興味があったからです。

すぐに5〰6人の子供達に取り囲まれてしまいました。

そして、子供達は一斉に両手の手のひらを前に差し出して

「マネー、マネー」

とお金を催促してきたのです。

これが、どういう風習なのかわかりませんが、子供であっても何もしないで物乞いをしている者にお金を渡すのはどうかと思いました。

すると、子供達は水の入ったバケツや洗面器を私の方にかけようとするゼスチャーをしてきました。

「お金をくれないならかけるよ」

と言っているように思った私は、子供達を騙すのは悪いとは思いましたが

Just a secondmoney OKwater NO!!

と言いながら、鞄からお金を出すふりをしました。

すると、水をかけようとしていた子供達は、みんなバケツを下し、再度「マネー、マネー」と言ってきました。

その隙に、私は

Just a second

と言いながら、子供達を振り切って逃げました。

隙をつかれた子供達は、ポカンとして暫く何が起こったのかわからなかったみたいで、そのばで立ち尽くしていましたが、私が

バイバーイ!!

と手を振った途端に、走って追いかけてきました。

でも、子供の足ではバイクに追いつけず、私は水をかからずに脱出することができました。

チーちゃんには、

子供を騙したんですか〰

とあきられられましたが、子供であろうと、これは水をかけるか、かけられるかの戦いです。

負けるわけにはいきません!!

そして、子供達を振り切り、無事にミインカバー村に着きました。

時間は午後4時を過ぎていました。

有名なマヌーハ寺院を見に行こうと思いましたが、すごい観光客の多さだったのでやめにして、名前に惹かれたナガーヨン寺院に行くことにしました。

マヌーハ寺院から南に下ると、道が二股に分かれています。

北行きと南行きでそれぞれ一方通行になっています。

ナガーヨン寺院は、二股に分かれた道が、再び1つに合流した地点の道路東側にあります。

ちょっとわかりにくいので見落とさないようにしてくださいね。

着いたよ〰

と後ろを向いて声をかけると

・・・・チーちゃんがついてきていない。

探しに戻ろうかと思いましたが、道が二股に分かれているので逆行するわけにもいかず、寺院の入り口で待つことにしました。

なかなか現れないチーちゃん・・・

ひょっとして反対の車線を逆行していったとか??

色んなことを推定しながら待っていると、

すみませーん

と言いながらチーちゃんがやってきました。

どうしたの?

いえ、ちょっと・・・。

言いにくそうだったので、深くは追及しませんでしたが、今ブログを書きながら、改めて

なんで遅れたんだろう??

と不思議で理由を知りたくなっている私です。

子供のための寺院 ナガーヨン寺院

ナガーヨン寺院は、マヌーハ寺院の南に隣接する、拝殿と祠堂からなる単層構造の寺院です。

初期バガン建築の美しい姿を見せる中型寺院です。

燃え上がるような2重の破風装飾がみごとです。

前王に命を狙われたチャンスィッターを蛇神(ナーガ)が保護(ヨン)してくれた場所に造られたと伝わっています。

でも・・・・鍵がしまって開いていない・・

仕方がないので、時間もないしホテルに帰ろうかと、止めていたバイクのところに戻ったところ、30歳代のお兄さんが現れて、

「お寺参拝されますか??」

みたいなことをミャンマー語で声をかけて来てくれました。

「うんうん」とうなずいたら、ちょっと待ってと言って鍵を取りに行ってくれました。

時間も4時20分頃になっていたので、もう誰もこないだろうと閉めたような感じでした。

拝観時間は17時までとなっていますが、ミャンマーでは人がいないと閉めてしまう可能性があるので、閉館30分前くらいまでには着くようにしたほうがいいかもしれませんね。

ナガーヨン寺院の内部

そんなことから、お兄さんに鍵を開けてもらい中に入りました。

党内は仏立像を中心に回廊が巡らされています。

本堂入口を守る門衛神、トリバンカ(三屈法)姿が美しい。

堂内中央のナーガに守られた仏立像はどこか幼げな顔をしています。

地元では子供を守る仏様として知られており、子の健康と安全を祈願して参拝する人が多いそうです。

回廊には、美しい壁画やモン語の墨文などが見られます。

堂内は暗いので、ここも懐中電灯は忘れないようにしてくださいね。

寺守りのお兄さんは画家でした

お兄さんが、入り口のところで自分の書いた絵を何枚か広げていました。

鍵を開けてくれたお礼に、良い絵があったら買ってあげようと思い見せてもらったら、なんと、どの絵も素晴らしく素敵で、私は3枚、チーちゃんは1枚購入しました。

下は、チーちゃんとお兄さん。

手に持っているのはチーちゃんが購入した絵です。

チーちゃんの守護神は白鷗らしいのでク白鷗の絵を買っていました。

ミャンマーでは、こんな風に若い絵師がお寺などに自分の書いた絵を売りにきているそうです。

私の守護神は龍ですが、残念なら龍の絵はなかったので、

仏足図

神様達の踊りの絵

IMG_20160520_001127632.jpg

象の神様の絵

の3枚を買いまいした。

拝観時間は午前7時から午後5時までです。

バガン遺跡めぐり エリア別完全ガイドはこちらから

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元奈良県警の女性刑事から転職した変わり種の整体師&セラピスト(大阪出身奈良県在住、現在バンコク在住)、バンコクで理学療法スパを経営するかたわら、暇を見つけては小旅行に行ってます。旅やグルメの情報の他、タイが原産地の抗糖化植物黒ガリンガルやタイハーブ、タイで認可が認められたCBDオイル等、美や健康に関する様々な情報を発信しております。

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