今日は、タイにはめずらしい欧風指向のモダンなお寺 ワット ラーチャボピットサティット マハーシマーラーム(略してワット・ラーチャボピット )をご紹介します。
ワット・スタットの南西側にあるとても美しい王室寺院です。
ワット・スタットからは歩いて5分、また、ワット・プラケーオからも歩いて5分ほどで行けます。
参拝客が多い、ワット・スタットとは対照的に参拝客が少なくて、長時間ボーッとするのにはもってこいのお寺ですよ。
ワット ラーチャボピットサティット マハーシマーラームの行き方
上のGoogleの地図では⑥ の場所になり、
アクセスは、ワット・スタットへの行き方と同じく、MRTを利用するのが便利です。
MRTサムヨート(Sam Yot)駅で下車すれば、歩いて8分あまりです。
美しいタイルで彩られた外観

このお寺は1869年にラーマ5世により建立された寺院です。
完成までに20年の歳月がかけられました。
5色の磁器で覆われた高さ46mもの黄金の仏塔とベルサイユ宮殿を模したと言われる豪華なシャンデリアが飾られたゴシック様式の本堂が見どころです。
私は川沿いの西側入口から中に入りました。
仏塔がチラッと見えてますね
境内は、とても綺麗に整備されています。
外門から中に入ったら正面の中門へと進みましょう。

中門には、衛兵さんのお姿が・・

一部、建物が修復されていました。
正面に再び門が見えます。
仏塔への入り口のようです。

とても美しい門です。
そのまま、門をくぐりましょう。
すると、目の前に飛び込んでくるのが、中国製のタイルで装飾された美しい仏塔です。


タイルの色合いが、なんとも優しくてうっとりします。




象嵌細工が施されています。



このお寺は仏塔を回廊が円形に囲む、とても珍しい作りになっています。
タイの一般的な回廊は四角形なので、円形だとかなり雰囲気が変わりますよ。

円形回廊と仏塔の間の狭い通路が、とてもミステリアスで不思議な空間に迷い込んだような錯覚を覚えます。

どこもかしこも、キラキラして綺麗です。

そして、それを演出する猫ちゃん登場です。

でも、残念なことに・・・・
仏塔を囲む通路の幅が狭いので、仏塔の全景を写真に収めることはできません・・・

通路の外側に出ると、仏塔の頭がようやく写真に収めることができます。

建物の外側から見ると、回廊が円形なのがよくわかりますね。


豪華絢爛な礼拝堂(本堂)
それでは、礼拝堂(本堂)に入ってみましょう!
礼拝堂は、新年3が日や仏教の日しか中に入ることができないそうです。

礼拝堂の入口扉の装飾がとても豪華です

中に入りましょう!!

中に一歩足を踏み入れると、タイのお寺??と思ってしまうほど、ヨーロッパちっくな空間が広がっています。
ラーマ5世はかなり洋風このみだったそうです。

ご本尊様も、とても美しい黄金のお釈迦様です。
本尊の台座にラーマ7世とラーマ7世の王妃の遺骨が安置されているそうです。

礼拝堂内の装飾は、フランスのベルサイユ宮殿の影響を受けているそうです。

天井のシャンデリアも美しい。


東側入口から見た全景です。

小ぶりの仏塔もあります。

これほど美しい寺院にも関わらずガイドブックで紹介されることも少なく、いつ行っても観光客もほとんどいません。
ゆっくりとお寺を見て回りたい方、お寺でぼーっとしたい方に一押しの寺院ですよ。