インドの神々がご降臨するお寺 テワ・サターン(タイ・バンコク)

ワット・スタットのすぐ北に、インドの神々をお祭りしたテワ・サターンというお寺があります。
小さなお寺なのですが、ここに奉られている、インドの神様方の像がとても綺麗なのでご紹介しますね。

残念なことに、お堂の内部は撮影禁止なので、美しい神々の姿をご紹介することはできませんが、本当に美しいので、是非お立ち寄りいただきたいと思います。

 

テワ・サターンへの行き方

 

テワ・サターンは、地図の③になります。

このお寺がある一体は、バラモン教に縁の深いエリアだそうです。

すぐ近くの大鳥居のサオ・チン・チャーもバラモン教の行事が行われていた場所であり、この界隈には、バラモン教、ヒンズー教関係の寺院がとても多いそうです。

テワ・サターンは、バラモン教の最高神にあたるシヴァ神を祀る寺院でもあります。
一番便利なアクセス方法は、MRTを利用することです。MRTサムヨート(Sam Yot)駅で降車して徒歩10分ほどです。

歩くのが苦手な方は、駅からバイクタクシー、タクシー、トゥクトゥクで向かってください。行き先はサオ・チン・チャーと伝える方が伝わりやすいです。

 

テワ・サターンすぐ目の前には有名なサオ・チン・チャーが建っていますので、とても分かりやすいエリアになります。

 

サオ・チン・チャー(赤い大鳥居のような建造物)を起点にすると、ちょうど道路を挟んで北西の位置にあるこじんまりとした寺院がテワ・サターンです。

Googleの地図ではサオ・チン・チャーはジャイアント・スイングと記載されていますね。

 

 

美しい神々がいらっしゃるテワ・サターン

 

テワ・サターンの入口は、道路に面しておりますがとても狭いので、見落とさないように上の写真の寺碑を目印にしてください。

 

玄関門を入ると小さな広場があります。ここで皆さんお祈りをされています。
お堂は、3つあります。境内の案内図がありました。

 

 

お堂の中は全て写真撮影が禁止されているため、ここからは公式ホームページのお写真を転用させてもらいますね。

まずは、玄関門正面の一番大きなお堂には、シヴァ神が祀られています。
吸い込まれそうなくらいすごく美しいんです!!

いつまでも眺めていたくなるくらいでした。

 

 

おそらく、このお堂が本堂になると思うのですが、その横(北側)にお堂が2つ建っています。

 

 

上の写真の手前のお堂がシヴァの子供であるガネーシャ神(手前)を祀っており、一番奥のお堂には、シヴァ神の奥様であるパールバーティ、が祀られています。

真ん中のお堂に奉られているガネーシャ神(写真はホームページからお借りしました)も、とても神々しくて、いつまでも見入ってしまいました。

 

 

そして、奥のお堂に奉られているパールバーティ神は、なんとも表現しがたいほどに神々しくて本当に綺麗でした。

 



これら3柱の像は、必見の価値ありです!!

タイの仏像(主としてお釈迦様)も、とても美しいのですが、このヒンズーの神々は、また違ったオーラをまとっておられます。
私は、いつもお正月に必ず参拝するのですが、毎回、時間を忘れて見入ってしまいます。

お堂内に、いっさい装飾がないため、より一層像そのものの美しさが際立っているのです。

 

 

リンガにまつわるお話

みなさん、下の写真が何かご存じですか?
これを知っておられる方は、よほどヒンズー教に精通されている方だと存じます。

 

 

カンボジアのアンコールワットに行かれた方は、これとよく似た形の物をあちらこちらで目にされたのではないでしょうか?

私もカンボジアの旅行に行った際、ガイドさんから初めて説明を受けてその存在を知りました。

 

これは、男性器を形どったもので、「リンガ」と呼ばれます。
台座は女性器を形どったもので「ヨーニ」と呼ばれます。

 

ヒンズー教の最高神とされるシヴァ神の持つエネルギーを象徴したもので、
リンガの最下部がブラフマー、中間部がビシュヌ、そして最上部がシバヴァ
とされているそうです。

いわるゆる三位一体というやつですよね~

 

 

なぜ、このリンガが崇拝されるようになったかといいますと・・・
今回は、写真も撮れなかったということで、あまり書くことがないので、リンガについてのお話をしたいと思います。

 

ある時、ビシュヌ神が海を漂っていました。するとブラフマー神がビシュヌ神を見つけて「自分よりも前に存在している者がいたとは」と驚きました。そして、どちらが世界の創造者であるかを巡り、2神は喧嘩になりました。

 

2人が喧嘩をしている最中、今度は海から光とともに、巨大なリンガが出現しました。その巨大なリンガは、天の上までそびえる高さで、頂上が見えません。また、根の方も水中深くに没していて、どこまであるのか見えません。

 

ビシュヌ神とブラフマー神は、喧嘩を一旦中断して、「このリンガの果てを見届けた方がより偉大であると認めよう」と約束しました。
そしてブラフマーはハムサ鳥に変身して空へ飛び立ち、ビシュヌ神はイノシシに変身して海に潜りました。

 

ところが、リンガは果てしなく続き、結局2神とも果てを見つけることができず、諦めて戻って来ました。すると、炎を発しながらリンガの一部が開いてシヴァ神が登場したのです。

 

シヴァ神は2神に向かって説きました。
「ブラフマーは私の右腰から生まれた。ヴィシュヌ神は私の左腰から生まれた。よって、私とあなた方二人は、本来三神一体なんですよ」

 

ということで、この時からリンガの礼拝が始まったと言われています。

この話に出てくる、三神はそれぞれ、ヒンズー教の神様の

・ブラフマー:創造の神(世界は彼によってつくられます)
・ビシュヌ :維持の神(世界は彼によって保たれます)
・シヴァ  :破壊の神(世界は彼によって壊されます)

とされています。

 

 

シヴァ神、ビシュヌ神、ブラフマー神のおもしろいお話

 

もう1つ、リンガとは関係ありませんが、この3神のおもしろいお話しがあるので紹介しますね。

ある時、7人の聖仙が集まって、ブラフマー、ヴィシュヌ、シヴァの3神の中で誰が最も偉大な存在だろうかと話し合っていました。

ところが、議論をしても答えはでず、きりがないため、聖仙の中の一人、ブリグ仙が直接会いに行って判断を下すことになりました。

仙人は、まず初めにブラフマー神のところに行きました。

ブラフマーは沢山の崇拝者達に囲まれていましたが、ヴェーダと知識の管理者であることに自惚れており、仙人が来ても挨拶もしませんでした。
それに腹を立てた仙人は、「この神を礼拝するものはいずれいなくなるだろう」と言い放ち立ち去りました。

 

次に仙人は、シヴァ神のところに行きました。
シヴァ神は、ちょうど妻のパールヴァ―ティと性行為の真っ最中でした。

仙人は、外で終わるのを待っていたのですが、何百年経っても果てしなくやり続けているのにあきれ返り、「この神は暗闇の中で性器の形で礼拝されるようになるだろう」と言い放なち立ち去りました。

 

そして、最後にヴィシュヌ神のところに行きました。ヴィシュヌ神はアナンタ竜の上に横になって眠っていました。

暫く待っていましたが(・・といっても何百年)、なかなか起きてくれません。苛立った仙人はヴィシュヌ神の胸を蹴飛ばしました。

すると、ヴィシュヌ神は眼を開き起き上がると、仙人に「足を怪我しなかったか?」と丁寧に尋ねました。

 

その態度に感動した仙人は、ヴィシュヌこそ最も礼拝に値する神であると結論を出したのです。

 

ヒンズーの神様方は、みなさん神様なのに人間臭くていいですよね〰

 

ちなみに、ヒンズーの神様の多くは、日本に渡り、それぞれ違う形で日本の仏様になってます。

最も礼拝に値する神と結論づけられたヴィシュヌ神は、日本に渡り七福神の一神である「毘沙門天」として人気を誇っている神様です。
また、インドで人気があるのは、シヴァ神とビシュヌ神で、ブラフマーは人気がないそうです。

 

話がかなり横道にそれましたが、テワ・サターンは、タイにいながら、インドの神様方を感じることができるとても素敵なお寺です。

 

ここだけが時間が止まっているような、異次元の空間のような・・・ほかのタイのお寺とはかなり異質な感覚を覚えることができます。
観光客はほとんど訪れることがないお寺ではありますが、機会があれば是非訪れていただきたい素敵なお寺です。

 

基本情報
寺院名   テワ・サターン Devasathan
住所    268 Dinso Rd, Khwaeng Sao Chingcha, Khet Phra Nakhon, Krung Thep Maha Nakhon 10200
営業時間  8:00~17:00
定休日   無休
拝観料   無料

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「バンコクリンパマッサージ&理学整体スパ RENE」店長 Toyo

元奈良県警の女性刑事から転職した変わり種の整体師&セラピスト(大阪出身奈良県在住、現在バンコク在住)、バンコクで理学療法スパを経営するかたわら、暇を見つけては小旅行に行ってます。旅やグルメの情報の他、タイが原産地の抗糖化植物黒ガリンガルやタイハーブ、タイで認可が認められたCBDオイル等、美や健康に関する様々な情報を発信しております。

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